組成 | |
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タングステンカーバイド | 93.5~94.5% |
コバルト | 5.5~6.5% |
物理的特性 | |
比重 | 15 |
密度 | 0.54lb/in3 |
機械的特性 | |
引張強度 | 220Kpsi |
圧縮強度 | 750~790Kpsi |
横破壊強度 | 320~365Kpsi |
硬度 | ロックウェルA89~92 |
弾性率 | 92,000~93,000Kpsi |
ポアソン比 | 0.26 |
等級 | 標準サイズ | 寸法差 | 真球度 | |
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25 | 1/64"~ | ±0.0001" | 0.000025" | 1/64"きざみ |
25 | 0.050"~0.753" | ±0.0001" | 0.000025" | 0.0001"きざみ |
50 | 0.754" ~1.513" | ±0.0002" | 0.000050" | 0.0001"きざみ |
マスター | 1/16"~1" | ±0.00001" | 0.00001" | 1/32"きざみ |
マスター | 1.0mm~25mm | ±0.3μm | 0.2μm | 1.0mmきざみ |
タングステンカーバイドボールは、高い耐磨耗性の特徴とその硬度から、ベアリング・ボールスクリュー・バルブ・接触型測定端子等に多く使用されています。また、ピボット・検査・計測用にも使用され下図のようにパイプや孔の内面加工・精密な内径加工とその計測に最適です。
タングステンカーバイド自身は化学的には不活性であり、その粒子を結合させるバインダー(一般超硬の場合コバルトが使用されます)が腐食の要因となることがあります。用途に応じ、そのバインダーを変える(ニッケルバインダー)ことで耐食性を加えることが可能です。